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札響定期演奏会

0時を廻ってしまいました。金曜日はいつもお訪ねの少ない日なのですが、今日は特に、オリンピックのフィギュアースケートで、まおちゃんや、みきちゃんや、あきこちゃんがメダルを争っていますから、皆さんテレビの前に釘付けだったことでしょうね。本人の思いは別として、素晴らしい試合、そして結果でしたね!インターネットの速報を観ながら、お菓子を焼いていました。今日は3月のレッスンレシピの試作もしました。時間はないのですが、もう少し考えてみましょう。また、今日は久しぶりに札響の定期演奏会に行って来ました。昨年の11月定期以来でしょうか。前半は、札幌出身のフルーティスト工藤重典さんを迎えて、モーツァルトのフルート協奏曲第1番ト長調です。この曲は馴染み深い曲で、とてもきれいな音色です。お人柄の良さそうな音楽でした。後半は、うって変わって、ショスタコービッチの交響曲第8番ハ短調です。大編成のオーケストラは重く沈んだ演奏から大地が轟き渡るようなダイナミックな演奏になっていきます。最後は静かに指揮棒が止まり、会場は時が止まったような静寂に何十秒か包まれました。それから、割れるような拍手です。戦争の重く暗い影を全面に出しながらも、最後は美しい希望で終わるのでしょうか。演奏の途中に一瞬思い出した悲しいことが心を少し悲しくしましたが、久しぶりに札響の素晴らしい演奏が聴けて良かった!ステージから気づいて弓を振ってくれた若き音楽家はお電話で声も聞かせてくれました。明子ちゃんがいない一人のアンジュで、お客様もいらっしゃらなければ人と話すことも少なくなっていきます。静かな夜に、お電話の声を聞く。音楽がより一層、私の心に響きます。
    seiko
by ange_seiko | 2010-02-27 01:10