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父娘でケーキ

今日は寒い一日でした。お日様が出ないので冷え冷えとした感じです。開店時刻と同時に、いつもご家族お3人でいらして下さるH川さんとお嬢さんのまみちゃんが見えました。お母さんのお誕生日にケーキを作ってあげたいとご予約を頂いていたのです。小学校一年生のまみちゃんと大きなお父さん。二人でエプロンをして手を荒い「宜しくお願いしま〜す」三層のスポンジに苺をサンドしておきました。表面が真っ白でまだ何も飾っていないケーキの側面にスライスした苺を張り付け、上部に生クリークを絞ります。その上に緑の蔕が付いたままの二分の一個を斜めにのせて行きます。父娘合作のバースデーケーキの完成です。お昼を仲良く召し上がって、お帰りになられました。素敵な父娘です。お菓子は、”食”の中でも特別なもののような気がします。お腹がすいたから、とか、生きるためには必要だからといって食べるものと言うより、ほんの小さな笑顔のためにあるのです。泣きべそをかいていた子供の時にも、おやつが出て来たら泣きじゃくりながらも、嬉しい顔になったでしょう?今日のまみちゃんのお母さんのお誕生日は、素敵なお話と愛情たっぷりのケーキでいつにも増して豊かな笑顔の溢れるテーブルであったことでしょう。今朝も昨日の小鳥が一羽、前庭の更紗どうだんツツジの実(種)を啄んでいます。小鳥にとって、アンジュの庭木はよいテーブルになっているのでしょう。私にとっては、微笑ましい小さな愛のテーブルに思えるのです。今日で二月が終わります。早く春が来てくれるといいですね。
    seiko
by ange_seiko | 2009-02-28 22:28