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聖金曜日  悲しみの聖母

日中は、佳子さんがお祝いにいらして下さり、そのままクッキーの袋詰めなど夕方までお手伝い下さいました。園子ちゃんも連休のチーズパーティーには行けなくなったとお祝いに来て下さいました。内倉さんと三浦先生は黒松内に持って行くものを運んで下さり、少しづつ現実のものとなって来ました。私はお菓子を作り、配送に出し、ジャムを瓶に詰め、夕方まで厨房です。今夜は札響の定期演奏会の日。どうしても行きたいプログラムでしたので、ギリギリの時間に佳子さんにキタラまで送って頂き間に合いました。今日は”聖金曜日”イエス様が捕らえられ十字架に架けられた日です。そしてこの日のプログラムはドボルジャーク作曲:スターバト・マーテル(悲しみの聖母)です。指揮はラドミル・エリシュカさん。ソプラノ・アルト・テノール・バスのソリスト4人と混声合唱を加えたオーケストラが全10曲を休憩なしの通しで演奏されました。これは、十字架に架けられた神の御子イエスキリストを見上げ嘆く聖母マリアの悲しみの曲です。我が子でも神の御子、母としての愛、神への愛。これは、570年前の古い詩にドボルジャークが曲を書いたのですが、その時ドボルジャークは3人の子どもを次々に亡くすという悲しみの時期でありました。ですから、なお一層、聖母の悲しみ嘆きが深いところで理解し素晴らしい楽曲になったのだと言われています。昨日は”聖木曜日:洗足の木曜日”で夕礼拝に出席し、今夜は”聖金曜日”に聴いた”スターバト・マーテル”本当に聴くことが出来て良かった!チェコ出身のエリシュカさんは東欧の政治的な苦しみを背負った国に生まれ、神様とともに歩む歴史の中で、この聖母の悲しみや祈りを、ご自分の身体や精神を通して実感していらっしゃるのだと思います。本当に心の有る、素晴らしい演奏でした。ソリストもですが合唱も素晴らしかった!オーケストラ、ソリストとともに感動を与えて下さった合唱団の方々へも感動と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。帰りは、M澤さんの車で送って頂いてしまいました。奥様の紀久子さんともうお一人、テノールのソリストさんとご一緒させて頂きました。感動の一夜。私の罪を購うために十字架に架かられたイエス様に赦しを請い、いつも呼び求め立ち返って行く私で居られますように。
    seiko
by ange_seiko | 2011-04-23 01:03